植毛はどれくらい持続する?

植毛の基本

自毛植毛の効果

自毛植毛を行う場合、効果は半永久的に持続します。これは自分の毛を移植することで毛根が十分に生着し、血液から栄養を得ることでしっかりと根を張って成長することができるからです。毛根移植手術が十分に成功すれば、10年でも20年でも抜け落ちることなくしっかりと毛が成長を続けてくれます。

これは、男性型脱毛症にみられるAGAの影響が少ない部位の髪の毛を使用するためで、後頭部や側頭部から移植した髪の毛は、抜け毛の影響を受けることなく比較的しっかりと生え続けることができます。これに加えて、抜け毛治療の一環であるプロペシアやミノキシジルなど錠剤を服用し続けることで、移植した髪が強く定着し持続する効果を期待できます。自毛植毛は、クリニックで手術を1回受けるだけで済むため非常に効率的でもあります。

メンテナンスフリーな自毛植毛

このように、抜け毛治療と併用すれば抜群の効果が期待できる自毛植毛ですが、自毛植毛そのものが成功すれば基本的にメンテナンスは必要ありません。なぜなら、自分の髪の毛を必要な場所に移動するための移植手術であり、成功すればあとは髪の毛が本来の成長サイクルに従って自分で成長し、健康に育ってくれるからです。

日本では医療保険の適用外であるため、費用が高額なのが難点ですが、拒絶反応や合併症がない安全性、またこのように毛根がきちんと生着すればメンテナンスも必要なくずっと健康に生え続けてくれるストレスフリーな特性もあり、脱毛後に髪の毛を生えさせる方法の中ではダントツに効果的です。植毛した髪の毛は自分の髪の毛であるため、誰かに見破られることも基本的にないと言えます。

「人工」毛植毛に注意

これに対し、ポリエステルなどの人口繊維を利用した人工毛植毛は、アメリカでトラブルが多発し一部の州では使用が禁じられているほど健康被害を発生させるため、基本的にはお勧めできません。ドナーとなる髪の毛を毛根に配慮しながら抜き取る必要がないため、手術の手間や時間は短くて済みますが、人工繊維を頭皮に直接税を避けるため頭皮が拒絶反応を示したり、うまく植え替えることができず頭皮が化膿するなど、比較的重い健康被害を発生させます。

さらに、人工繊維が伸びないため非常に不自然であり、自然と抜け落ちるべき髪の毛がずっと残ってしまうため毛根に雑菌などが繁殖しやすいというデメリットもあります。もし植毛を考えておられる場合、自分の毛を利用する自毛植毛を必ず選ぶように注意してください。