薄毛に悩む年齢
抜け毛に悩むのは年配の方だけではありません。近年では若い世代の方でも薄毛や脱毛症になる方が非常に多くなっています。自毛植毛の手術を受ける方の多くは30代から40代と言われていますが、20代前半の形でも薄毛に悩むことは珍しくありません。これらは若年性脱毛症と呼ばれており、様々な原因が絡み合って発生していると見られています。
例えば無理なダイエットにより、髪の毛に十分な栄養が届かないばかりか体内での栄養が不足するため、髪の毛が抜け落ちることが多くなると考えられます。また食生活が整っていないと、栄養不足や栄養が偏ることによってホルモンバランスの乱れを引き起こし、やはり髪の毛にダメージを与えてしまいます。パーマやヘアカラーなど、髪の毛に負担のかかるファッションが普及していることも原因のひとつです。
治療は早い方がいい
脱毛症治療や薄毛対策は、早ければ早いほど効果があると言われています。自毛植毛の手術を受けるにしても、若い方がドナーとなる髪の毛の生着率が上がると言われており、年齢を気にして治療をためらう必要はありません。10代の方でも、必要があれば無料のカウンセリングを受け、可能な限り早めの対策を取るべきでしょう。
薄毛治療を受けるのは時に恥ずかしさを感じる理由となるかもしれませんが、クリニックは最初にする時以外は薄毛治療に集中できるものです。カウンセラーや手術を担当する医師もプロであり、どんな悩みや感情を抱えてクリニックにしているかをある程度察してくれます。基本的にはプライバシー保護に配慮したクリニックがほとんどですので、薄毛治療を受けることで自分のイメージが変わってしまうことを恐れる必要はありません。
自然な抜け毛かどうか
一日50本から100本程度の抜け毛は、髪の毛の生まれ変わるサイクルを考慮すると、自然な脱毛であると言えます。しかし、一日に200本以上抜ける、髪が細くなってきた、ハリやコシがなくなってきた、地肌が透けてきた、短い(産毛の)抜け毛が多い等の症状がみられるようであれば、薄毛の前兆が出ていると言えます。
この場合は可能な限り早い対策が必要です。頭皮ケアや育毛剤などの薄毛対策用のツールを使用することはもちろん、食生活を改善し栄養不足を避け、できるだけバランスの良い食事をとることや、長期的あるいは極度のストレスを避けることで薄毛対策をとることが可能です。自然脱毛の場合は、毛根が少しだけ丸みを帯びているため、見分けることが用意です。毛根がちぎれたり尖ったように細くなっている場合は、抜け毛の症状を疑うべきかもしれません。